FXの取引では利益を増やしたり損失を抑えるために注意しなければならない点があります。まず、FXの特徴であるレバレッジは少ない資金で大きなお金を動かせますが、何も考えずにどの通貨ペアでも高くすれば良いものではありません。相場の変動が大きい通貨ペアで高くするとロスカットが発生しやすくなる危険性があります。これは強制的に損失を確定させるものなので、できるだけ発生を抑えなければなりません。
そのため、相場の変動が大きな通貨では低めのレバレッジで取引した方が良いでしょう。FXでは手数料に相当するスプレッドや通貨間の金利差であるスワップの値が業者によって異なっています。そのため、1つの業者だけ利用するのではなく、短期の取引ではスプレッドが小さい業者、長期の取引ではスワップの高い業者を使い分けると利益が出やすくなります。FXの基本として、損失が出ているときはあえて確定させて、それ以上損失が大きくならないように決断することも重要です。
相場が下がっても元に戻ることもありますが、下がり続けるような場合は一旦決済してから下げ止まったところで再度ポジションを取った方が利益が出ます。FXで出た利益が一定額を超えた場合には確定申告が必要になります。忘れてしまうと追徴課税される危険性があります。また、損失が出た場合も、ある程度の金額になっているなら申告しておいた方が良いです。
損失を申告しておくことで3年間の繰越控除が受けられます。