FXで資産運用をするとなると、怖い、大きな損をしそうと考える人も多いかもしれません。確かにそれも一理はあります。FXでは大きな利益を手にする可能性がある反面、大きな損失を蒙る可能性もあるからです。ですが、このようなリスクはコントロールすることが可能です。
FXにおけるリスクコントロールの一つはロスカットです。一定額以上の損失が生じた際にはそこで取引を終了し、それ以上損失が大きくならないようにすることが可能です。これはリスクコントロールというよりはむしろ必須ともいえる対策で、ロスカットをしっかりと取り入れておかないと、元本以上の損失が生じる恐れさえあるのです。もう一つのリスクコントロールは、レバレッジの大きさです。
レバレッジはまさにFXの生命線とでもいえるもので、このレバレッジがあるからこそ有用な資金運用手段になり得ることは事実ですが、一方であまりに大きくし過ぎることは大きなリスクを抱えることになります。仮に為替相場が1%変動したとしましょう。これは、損益に関して言うと、レバレッジ10倍だと相場が10%変動したことと同じです。レバレッジ100倍にしていると、100%変動したことと同じなのです。
つまり、レバレッジ100倍にして取引をしていると、たった相場が1%変動しただけで、100%の損失つまり元本を全て失ってしまうことにもなるのです。逆に言うと、レバレッジを1倍にして取引すれば、それは普通の外貨預金などと同じレベルのリスクに留めることができるということです。