FXトレードを行ううえで、難しいことはたくさんあります。相場の動きを読んだり適切な取引数量を計算することは難しいですが、もっとも難しいのはストレスをコントロールすることなのです。なぜストレスをコントロールするのが難しいのかというと、自分一人で解決しなければならない問題だからです。FXに関する知識やテクニックは書籍を読めば身に付けることができますが、FXトレードを行っていてストレスを感じる原因やストレスがどれだけトレーディングに影響を及ぼすかは人によって違うため、書籍には書いていないし誰も説明できないことなのです。
特にFXで絶対に成功しなければならないと気負っていたり、相場を予想通りにコントロールできると考えている人はストレスが大きくなる傾向があります。ストレスを常に感じながらトレーディングを行うことになると、判断に誤りが生じてしまいがちです。判断を間違えるとそれがさらなるストレスになるという悪循環に陥ってしまいます。FXにおいて、ストレスを緩和させる方法は一つしかありません。
それは「余裕を持つこと」です。投資資金に余裕を持ち、投資期間に余裕を持ち、さらに投資結果にも余裕を持つのです。ポジションを取るだけで精一杯という金額しか投資資金が無いと、一度の失敗でトレードができなくなってしまうため過大なストレスが生じます。また、投資期間に限りがあれば焦りが生まれ、そして損失を全く許容できないと考えていれば臆病になってしまうのです。
余裕を持つことで、こういったストレスの要因を解消できるのです。